「これからWebライターで稼ぎたいと思っている」
「でもどうやって仕事を探したらいいのかわからない」
仕事を始めたばかりの初心者ライターさんはこのような悩みを抱えていると思います。
そんな人には、最初の手法としてクラウドソーシングサイトの利用をおすすめしています。
クラウドソーシングとはWeb上で契約できる仕事サイトのことです。
勤務地に関係なく仕事ができて、通勤も必要ない、年齢も関係ない。
案件に応募して採用されれば仕事ができるので、コネやツテがない初心者ライターには便利なツールです。
ではどんなサイトを使えばいいのか、検索すれば多数のクラウドソーシングサイトが表示されて、どこを使えばいいのか悩みますよね。
各サイトの特徴を踏まえて、使い勝手や相性・案件数・サービスなどを比較して選びましょう。
この記事では以下のことについて解説していきます。
・クラウドソーシングは初心者ライターにおすすめ ・総合型クラウドソーシング4選 ・スキル販売型クラウドソーシング2選 ・主婦層在宅型クラウドソーシング2選 ・Webライター特化型クラウドソーシング4選 ・クラウドソーシングで初心者でも稼げるコツ ・クラウドソーシングを使う時の注意点
初心者ライターが仕事を獲得するための参考にしていただければ幸いです。
クラウドソーシングは初心者ライターにおすすめ!

これからWebライターを始めようと思っている初心者には、まずクラウドソーシングを使う事をすすめています。それは以下のような理由からです。
・初心者でも応募できる
・実績を積み重ねられる
・働く時間や分量を自分で決められる
・トラブルを減らせる
これからWebライターを始める人は未経験で仕事ができるのか? 不安に思う人もいるでしょう。
クラウドソーシングサイトにはそんな初心者でもOKという案件もあります。
敷居が低い簡単な仕事から経験と実績を積んでいくことができるのです。
さらに仕事量を自分で調節できるので、働く時間を自分の生活スタイルに合わせて自由に決められます。また支払システムやサポートがしっかりしているサイトならば、報酬未払というようなトラブルを回避することができます。
検索してみるとクラウドドーシングサイトは数多くあります。その中から自分に合っていると思われるサイト2〜3箇所に登録して使ってみるのが良いでしょう。
それでは各サイトの特徴を解説していきます。
総合型クラウドソーシングおすすめ4選

クラウドソーシングといえば名前が浮かんでくる代表的なサイトです。
1.クラウドワークス 2.ランサーズ 3.Bizseek 4.Craudia
仕事のカテゴリや種類、案件数が多く、初心者からエキスパートまで幅広いスキルの人に利用されています。
社名 | ライター系の 仕事 |
初心者向け | 独自システム | ポイント |
---|---|---|---|---|
クラウドワークス | ブログ・HP リライト キャッチコピー |
多数あり | ProCrowdWorker | 業界No.1の 登録者・案件数 Webライター講座がある |
ランサーズ | ブログ・HP データ入力 文字起こし |
多数あり | ランク制度 認定ランサー |
業界No.2 パッケージ出品もできる |
Bizseek | Webコンテンツ メルマガ コラム |
少ない | 有料オプション あり |
案件は少ない 受注競争率は低い 可能性がある |
Craudia | Webコンテンツ | 少ない | ユーザー評価 | 案件に応募と スキル出品の 両方を利用できる |
それぞれ詳しく解説していきます。
1.クラウドワークス

業界No,1のクラウドワークスは総案件数が抜きん出て多く、初心者OKの案件も豊富です。
仮払い制度で報酬面もしっかり管理されています。
また様々なスキルアップ講座もあるので活用するのもいいでしょう。
プロクラウドワーカーという制度に認定されると高単価案件を受注しやすくなります。
目標がはっきりしているのがいいですね。
2.ランサーズ

業界No,2のランサーズもクラウドワークスには及びませんが案件が豊富です。
そしてサポート体制が厚いのが特徴です。依頼アドバイス機能やフリーランストータルサポートはトラブル回避の強い味方となってくれます。
ランク制度が細かく設定されているのでレベルの可視化ができて信用度のアピールにもなります。ただし油断するとランク落ちもあるので緊張感を持って仕事をしましょう。
またパッケージ出品としてスキルを売るサービスも利用できます。
後発サービスなので、スキルを売る分野においてはココナラの方が強い傾向があります。
ですが競争者が少ないと言う意味ではチャンスを掴む機会が高いともいえます。
利用前にメリット・デメリットを比較して判断しましょう。
3.Bizseek

Bizseekはアンケートやレビューなどの簡単な案件から体験記事やブログ記事など、日常感覚でできる仕事が豊富です。隙間時間を上手に活用したい人向けともいえます。
大手サイトと比べると案件は少ないですが、その反面、競争相手が少なく受注できるチャンスは高いともいえます。
4.Craudia

Craudiaは案件に対して応募する方法と、自らスキルを出品する方法のどちらも利用できます。
運営会社の(株)エムフロはアクセス解析などのWebサービスを行う「i2i」サービスも提供しているため、Craudiaにはブログ系ユーザーの登録が多いようです。案件を獲得するには競合ライバルと差をつける努力が必要になります。
またクラウディアにはサイトに掲載されないクローズド案件も存在します。
これは運営スタッフがワーカーを直接スカウトする仕組みです。運営スタッフがマッチングを行うさい目にとまるよう、自分の得意分野をプロフィールに明記しておくといいでしょう。
スキル販売型クラウドワークス2選

スキルには資格が必要なものから日常生活の中で培ってきたものまで多種多様にありますが、代表的なのは以下の2社です。
1.ココナラ 2.スキルクラウド
ライティングの中でも得意分野や得意ジャンルを持っている人はアピール力が強いので、スキルを出品するサイトを併用するのもいいでしょう。
社名 | ライター系の 仕事 |
初心者向け | 独自システム | ポイント |
---|---|---|---|---|
ココナラ | Webコンテンツ 構成・リライト レポート 文章コンサル |
スキル・経験が必要 | ランク制度 おひねり |
自分のブログに ココナラのリンクを貼れる |
スキルクラウド | テキスト入力 校正 キャッチコピー |
スキル・経験が必要 | ランク制度 投げ銭 |
無料お試し 出品期間がある |
それぞれ解説していきます。
1.ココナラ

知名度No.1の老舗スキルマーケットです。
悩み相談などの人生経験もスキルとして売ることができるので、自分の経験を見直してみると様々な切り口が見つかるかもしれません。自分の得意分野を明確にすることでアピールする力が向上します。それは他サイトでの応募でも非常に役立つでしょう。
また自分のブログにココナラ出品情報を紹介できるサービスもあります。これを利用すれば集客アップを図ることができるので、ぜひ活用しましょう。
2.スキルクラウド

スキルクラウドはココナラほどの知名度はありませんが、その代わりにライバルが少ないので初心者でも活躍できるチャンスがあるといえます。
初期登録して最初の1ケ月間はお試し出品(無料)制度があるので、この制度を利用してスキルアップを図りましょう。無料出品なので評価をもらいやすいメリットもあります。
またプロフィールにSNSのリンクを貼ることができます。これが出品者の信用度になり、ポートフォリオとしても使えるので案件獲得に役立ちます。
主婦層在宅型クラウドソーシングサイト2選

家事等で決まった時間に働けない、まとまった時間が取れない主婦層や在宅ワーク向けに特化したサイトです。
1.シュフティ 2.ママワークス
短時間でもできる簡単な仕事内容が豊富なので、スキマ時間を有効活用したい人向けです。
社名 | ライター系の 仕事 |
初心者向け | 独自システム | ポイント |
---|---|---|---|---|
シュフティ | ライティング データ入力 リサーチ 翻訳 |
多数あり | ユーザー評価 | 「初心者歓迎」 検索タグあり |
ママワークス | データ入力 事務系 |
テレアポ 事務系が多い |
ユーザー評価 | 企業案件メイン オンライン講座あり |
それぞれ解説していきます。
1.シュフティ

シュフティは家庭の事情等で外へ働きに出られない主婦向けの在宅サービスです。もちろん主婦以外の人も利用可能です。スキルがなくてもできる簡単なタスクが多く、隙間時間を有効活用したい人向けだといえます。
他にプロジェクト方式の案件でもマニュアルを用意して初心者OKというものがあります。
働きながらレベルアップできる案件はどんどん応募していきましょう。
2.ママワークス

ママワークスもシュフティ同様、主婦向けの在宅ワークがメインのサイトです。
初心者OKの案件もたくさんありますがテレアポや資料作成が多い傾向にあります。
単純作業でも収入メインで考えるか、仕事内容も選んでいくのか、自分がどのようなスタイルで仕事をしていきたいのかを考えて判断しましょう。
Webライター特化型クラウドソーシングサイト4選

気になるライティング案件に特化しているサイト一覧です。
1.ライターステーション 2.サグーワークス 3.shinobiライティング 4.Repo
総合型のサイトとの大きな違いはライバルとの競合が激しい傾向があります。
ライターが集まるサイトの中で自分をアピールできる実力をつけましょう。
社名 | ライター系の仕事 | 初心者向け | 独自システム | ポイント |
---|---|---|---|---|
ライター ステーション |
コスメ サプリ・健康 リラク 街コン 他 |
多数あり |
全研本社(株)の 直接運営 |
所属するには |
サグーワークス | 記事作成に特化 | 少ない | ランク制度 | プラチナテストに 合格しないと 高額案件を閲覧できない |
Shinobi ライティング |
解説 要約付き ノーマル案件 |
少ない | 記事納品→ 承認→報酬 |
記事が承認されないと 収入にならない |
Repo | コラム サイト紹介 商品紹介 アンケート |
少ない | 記事納品→ 承認→報酬 |
記事が承認されないと 収入にならない |
それぞれ詳しく解説していきます。
1.ライターステーション

ライターステーションは全研本社(株)が運営するサイトで、全て自社案件のためシステム利用料などがかかりません。書く仕事に特化していてジャンルは広範囲に渡っています。またサポート体制がしっかりしているので初心者でも稼ぎながらスキルアップできます。
ただしライターとして所属するには、不定期に募集される課題テストに合格しなければなりません。テストというとハードルが高い印象を受けますが、公式マガジンで担当者が見るポイントなどが解説されているので、事前にチェックして対策を立てましょう。
Twitterでも公募されるのでフォローしておくことをおすすめします。
2.サグーワークス

サグーワークスは記事作成に特化したサイトです。
書きたい記事テーマを自分で選び、一定時間内に作成・投稿すると運営者による審査があります。この審査に通って記事が採用されるとポイントを得られるというシステムです。
ポイントは1ポイント=1円で現金・.money(ドットマネー)に交換できます。
記事はサイト内の記事作成画面に直接書き込むので、先にサイト内ルールをよく確認しておく必要があります。また独自テストに合格したプラチナライターだけが閲覧できるお得な案件もあります。ぜひテストにトライして稼げるライターにスキルアップしましょう。
3.shinobiライティング

shinobiライティングもサグーワークスとほぼ同じシステムで、自分で記事テーマを選んで時間内に投稿し、審査に通るとポイントがもらえます。
ポイントは1ポイント=0.5円で現金やAmazonギフト券などに換金できます。
登録者数が50万人以上いるので初心者にはハードルが高い印象を受けますが、アンケートや体験談などの簡単な案件から応募していくといいでしょう。記事作成画面にある様々なチェック機能を駆使すると、ミスを減らして審査に通りやすい記事を書くことができます。
4.Repo

Repoもサグーワークスやshinobiライティングと同様にライティングに特化しており、記事納品から報酬までのシステムも類似しています。
ただ記事の承認にかかる日数が10〜20日とかなり遅いです。気長に待つ余裕を持ちましょう。
Repoの募集ジャンルはコラムや体験談・感想文・口コミなどが目立ちます。また文字数が1000文字前後のものが多いのが特徴です。身近なテーマは取り掛かりやすく、隙間時間を利用してできる手軽さは初心者向きといえます。
クラウドソーシングで初心者でも稼げるコツ

初心者OKのライター案件を探す上で掲載数が圧倒的に多いのはクラウドワークスかランサーズです。このどちらかはまず押さえておきたいですね。そして評価を溜めてランクアップを目指しましょう。
さらにチャンスを逃さないよう他のサイトも組み合わせて、2〜3箇所に登録するのをお勧めします。
その上で早々に初心者から抜け出して、収入に繋げていく有効な方法を解説していきます。
1.簡単な作業で実績を積む 2.魅力的なプロフィールを作成する 3.得意分野を作る 4.納期より早く納品する 5.常にスキルアップを意識する
それぞれ詳しく解説していきます。
1.簡単な作業で実績を積む
まずは仕事の流れに慣れるために実績数を増やしましょう。
初心者OKの案件もあるとはいえその単価は安い傾向にあります。けれど信頼度が増せば高単価の案件受注も可能になっていきます。その信頼度の目安が実績数や評価なのです。
最初のうちは未来への投資・ライティング練習と割り切って単価が安い案件にも取り組みましょう。
安いからといって手を抜いたりしてはいけません。むしろここまで作り込んでくれたとクライアントに思ってもらえるような高品質な仕事をして、良い評価を獲得しましょう。
この積み重ねが次の仕事受注に繋がっていきます。
2.魅力的なプロフィールを作成する

クライアントの立場にしてみれば、よく分からない人に仕事を発注しようと思いません。逆にきちんと実績があったり、得意分野が分かる人には仕事を依頼しやすくなります。
まだ実績がない初心者は仕事で得た知識や取得した資格・これまでの人生経験の中から使えそうなものは全て盛り込んで、意欲をアピールしましょう。短いPR文の中にも人柄は滲み出るものです。
その第一印象がクライアントの興味を惹きつけるきっかけになるかもしれません。
相手に伝えたい事柄を誠心誠意、伝えましょう。
3.得意分野を作る
初心者向けの求人は誰でも応募可能なだけにライバルも多くなります。その中で頭一つ抜けるには得意分野を作ってアピールするのが有効です。
仕事や趣味で培ってきた知識でもいいし、主婦なら掃除・片付け・料理・育児・預金など生活の中にも役立つジャンルはたくさんあります。これまでの経験が得意分野になるのです。ニッチなジャンルでも意外にニーズがあるので臆さずに発信していきましょう。
4.納期よりも早く納品する
何よりも信頼性を問われるのが納期です。修正がある前提で早めに納品できるようスケジュールを立てましょう。
また仕事中に発生した疑問はその都度、確認をとるようにしましょう。方向性を勘違いしたまま仕事を進めてしまうと後が大変です。当然、大幅なやり直しは納期にも影響するので、独りよがりな進め方をしないように注意しましょう。
丁寧な仕事ぶりと納期を守ることでクライアントとの間に信頼関係が生まれ、次の案件へ繋がるケースも数多くあります。
5.常にスキルアップを意識する
初心者OKの案件ではマニュアルを完備しているところもたくさんあります。それはクライアントが何度も同じ指摘を繰り返したくないからです。継続で仕事を任せた時にはライターにスキルアップしてもらい、自身の手間は減らしたい。そのために外注に出すのですから。
ライターも同じミスを繰り返していては単価アップはなかなかできません。文章力を高めて継続案件を狙えるようにスキルアップしていきましょう。
クラウドソーシングを使う時の注意点

クラウドソーシングは初心者ライターにとって頼りになるツールですが、デメリットもあります。
1.稼げるようになるまで時間がかかる 2.競合が多い 3.手数料がかかる
それぞれ詳しく説明します。
1.稼げるようになるまで時間がかかる
初心者OKの案件は単価が安い傾向が強いです。かといっていきなり高単価案件に挑んでも提示できるポートフォリオがなければなかなか採用されません。最初のうちはライティングの勉強・実績作りと割り切って数をこなしましょう。ポートフォリオができたらどんどん高単価案件へチャレンジしてください。
ただ、いくら実績作りのためとはいえ安すぎる案件は避けたほうがいいでしょう。
数多ある案件の中には悪質なクライアントもいて、ライターを使い捨てのコマのように考えているケースがあるからです。そんな案件で時間と労力を削られるのはもったいないです。
それよりは安い単価から始まっても、継続案件をきちんとこなしていけば単価アップの相談に乗ってくれる良質なクライアントと繋がれるように頑張りましょう。
2.競合が多い
初心者OK案件には応募数も多く集中します。その中で採用してもらうには工夫が必要になります。
エントリーの提案文は事実上の面接ですから、まずは最低限の社会人マナーを弁えて相対するようにしましょう。
さらにもう一歩踏み込んで、SEOライティングをアピールできると他の初心者ライターに差をつけることができます。そのためにもSEOライティングについて勉強していきましょう。その練習台として自分のブログを持つことをお勧めします。
3.手数料がかかる
初心者ライターに便利なクラウドソーシングですが、サービスの対価として利用料等がかかるサイトが多くあります。以下に各サイトの手数料をまとめました。

クラウドワークスは報酬額が10万円以内の場合は20%
ランサーズは16.5%
決して安くはありませんが、その代わりに豊富な案件がありサポートも充実しています。初心者ライターが安心して取引をする場所としてどちらかは押さえておきたいところです。
それでも手数料を抑えたいという人はライター向けサイトで腕を磨きながらチャンスを掴む方法もあります。各サイトの特徴や使いやすさ・相性などを検討して選びましょう。
これからWebライターとして活動する上で、どこのクラウドソーシングを選ぶか迷っている人がこの記事を参考にいていただければ幸いです。
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